ごあいさつ
私は昭和61年より、建物の清掃管理業と賃貸アパートマンションの原状回復事業、家事代行事業を営んでおります。清掃管理の現場は高齢者の方が多く、その方々に支えられて今に至ります。
昔は「わたしゃ一人暮らしだから、この職場をやめたら首くくらないといけないから一生面倒見てね」とよく言われたものです。しかし、体が動かなくなるといつの間にかお辞めになっているという事も少なくありませんでした。そんな事が心にひっかき傷として残っていました。
そして昨今、原状回復事業の中で増えてきているのが「孤独死の現場」です。遺品整理の業者さんから依頼が年々増えてきている状況です。「孤独死がそんなに増えているのか」これもひっかき傷として残っていたのでした。
そんなモヤモヤした気持ちでいる時に、身元保証事業の話を聞いたのです。
2020年時点で独居高齢者が700万人。その中で身元保証人がいない方が3割の200万人もいると…。さらに昔は4人家族が80%だった家族構成がなんと15%まで減っているという驚愕の実態を知りました。
高齢者問題、孤独死問題、身元保証の実態、すべてがつながりました。
人は必ず亡くなります。生きている間は様々な問題が起こります。人間関係の問題、健康の問題、お金の問題。
しかし、亡くなるときは安心してあの世へ行きたい。それが人間の尊厳だと思います。
そのお手伝いができれば、それこそが事業としての本懐だと思う次第です。
これまで培ってきた家事代行のノウハウを生かし、皆様の人生最後の安心できる生活支援に携われれば幸いです。